◾️開発ストーリー
 突然ですが、皆さまは海外の方々から日本文化や日本人が高く評価されているのを耳にした際、誇らしい気持ちになったことはありませんか。おそらく、自国の魅力を認められて不快に思う人は少ないでしょう。

 日本の魅力を世界に発信し、より多くの人々に伝えていくためには、まず私たち自身がその価値に気づき、愛することが大切です。そこで、世界有数のコーヒー消費国である日本において、トレンドを追うのではなく、伝統的な美を生かした商品をお届けしたいと考えました。その象徴として、長い歴史を持ち、今なお世界中で愛される「浮世絵」をパッケージデザインに採用いたしました。

 このコーヒーがあなたの生活の一部となり、日本文化の本質に触れるきっかけになれば幸いです。一杯のコーヒーを味わう時間が、心を整え、やがて日々の暮らしへと豊かさが広がっていく。そんな体験をお届けできることを願っています。

 

スペシャルティコーヒーとは

SCAJ(日本スペシャルティコーヒー協会)では、「消費者(コーヒーを飲む人)の手に持つカップの中のコーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさであり、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーである。」と定義されています。

The Specialty Coffee Association of Japan (SCAJ) defines it as follows: "It is coffee that satisfies consumers (those who drink coffee) with a superbly delicious flavor of the liquid in the cup they hold in their hands and is evaluated as delicious."


スペシャルティコーヒーは、かつての奴隷制度による大量生産、大量消費の歴史に対抗する存在として生まれました。
また近年、スペシャルティコーヒーの流通のクリーンさや、並外れた品質、味わいに注目が集まり、コーヒーの長い歴史の転換期となっています。

Specialty coffee was born as a counter to the history of mass production and consumption under the former slavery system. In recent years, attention has been focused on the cleanliness of specialty coffee distribution, its exceptional quality, and flavor, marking a transformative period in the long history of coffee.

コーヒーの味わいは、世界各国から集まった国際審査員によって審査され、点数化されます。
スーパーなどでよく目にする一般的に安価な「コモディティ(=日用品)コーヒー」が76点未満の評価に対し、「スペシャルティコーヒー」は80点以上の評価が必要です。

The taste of coffee is evaluated and scored by international judges gathered from around the world. Generally inexpensive "commodity coffee," commonly seen in supermarkets, must receive a score of 76 or below, while "specialty coffee" requires a score of 80 or above.

世界各国のコーヒー農家の方々は、この基準超えるため、様々な知識と知恵を絞り、弛まぬ努力をしています。 全ては美味しいコーヒーのために。

Coffee farmers from around the world strive tirelessly, utilizing various knowledge and wisdom, to surpass these standards—all for the sake of delicious coffee.